Linux Mint 19.3のインストール

Linux Mint Linux

VMware Workstation（バージョン15.5.2 build-15785246）上に作成した仮想マシンにLinux Mint 19.3をインストールしました。

仮想マシンの構成

作成する仮想マシンの主な構成は、以下のとおりです。

  • ハードウェア互換性 : Workstation 15.x
  • SCSIコントローラ : LSI Logic
  • 仮想ディスクタイプ / ディスク数 : SCSI / x1（単一ファイルで作成）
  • ネットワークアダプタ : 有線 x1

vCPUやメモリおよびディスクサイズについては、ホストコンピュータの環境にあわせて構成します。

Linux Mintのインストール

ISO形式のインストールメディアをマウントして仮想マシンを起動します。

f:id:uso59634:20200122014347p:plain
インストールメディアでの起動

  • 画面解像度の変更が必要な場合は「System Settings」 > 「Display」で変更します。
  • ネットワークの設定が必要な場合は、画面右下のネットワークアイコンの「Network Connections」から設定をおこないます。

f:id:uso59634:20200427003154p:plain
ネットワークの設定

Linux Mint 19.3のインストールについては、以前の記事を参考にしてください。

インストール後の設定

ディスクの拡張

ディスクサイズを20GBで作成していたので、使用中にディスクの空き容量不足の警告が表示されました。

f:id:uso59634:20200429235458p:plain
ディスクの空き容量不足

dfコマンドでも/dev/sda1の空き容量が不足しているのがわかります。

$ df -h
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
udev            2.9G     0  2.9G   0% /dev
tmpfs           592M  1.5M  591M   1% /run
/dev/sda1        20G   19G  241M  99% /
tmpfs           2.9G   34M  2.9G   2% /dev/shm
tmpfs           5.0M  4.0K  5.0M   1% /run/lock
tmpfs           2.9G     0  2.9G   0% /sys/fs/cgroup
tmpfs           592M   52K  592M   1% /run/user/1000

仮想マシンの電源を落として、仮想ディスクのサイズを30GBに拡張します。

f:id:uso59634:20200502234115p:plain
ディスク拡張

ディスクサイズの拡張後、インストールメディアから仮想マシンを起動します。

f:id:uso59634:20200122014347p:plain
インストールメディアでの起動

ターミナルからgpartedを起動します。

$ sudo gparted

/dev/sda1を選択して「Resize」でパーティションサイズを変更します。

f:id:uso59634:20200503010204p:plain
（左）リサイズ前（右）リサイズ後

再起動後、通常に起動して空き容量が確保できたことを確認します。

$ df -h
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
udev            2.9G     0  2.9G   0% /dev
tmpfs           592M  1.5M  591M   1% /run
/dev/sda1        30G   20G  8.6G  70% /
tmpfs           2.9G     0  2.9G   0% /dev/shm
tmpfs           5.0M  4.0K  5.0M   1% /run/lock
tmpfs           2.9G     0  2.9G   0% /sys/fs/cgroup
tmpfs           592M   16K  592M   1% /run/user/1000

Open VM Toolsのインストール

Open VM Toolsのインストールについては、こちらを参考にしました。

デスクトップ環境向けのopen-vm-tools-desktopもインストールします。
$ sudo apt install open-vm-tools open-vm-tools-desktop
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています                
状態情報を読み取っています... 完了
以下の追加パッケージがインストールされます:
  libxmlsec1-openssl
提案パッケージ:
  cloud-init
推奨パッケージ:
  zerofree xserver-xorg-input-vmmouse
以下のパッケージが新たにインストールされます:
  libxmlsec1-openssl open-vm-tools open-vm-tools-desktop
アップグレード: 0 個、新規インストール: 3 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
753 kB のアーカイブを取得する必要があります。
この操作後に追加で 2,962 kB のディスク容量が消費されます。
続行しますか? [Y/n] y
（省略）

open-vm-toolsが動作していることを確認します。
$ systemctl is-active open-vm-tools.service 
active

$ systemctl is-enabled open-vm-tools.service 
enabled

$ systemctl status open-vm-tools.service 
● open-vm-tools.service - Service for virtual machines hosted on VMware
   Loaded: loaded (/lib/systemd/system/open-vm-tools.service; enabled; vendor pr
  Drop-In: /lib/systemd/system/open-vm-tools.service.d
           └─desktop.conf
   Active: active (running) since xxx 20xx-xx-xx xx:xx:xx JST; 1h 1min ago
     Docs: http://open-vm-tools.sourceforge.net/about.php
  Process: 24339 ExecStartPre=/sbin/modprobe vmwgfx (code=exited, status=0/SUCCE
 Main PID: 24340 (vmtoolsd)
    Tasks: 2 (limit: 7013)
   CGroup: /system.slice/open-vm-tools.service
           └─24340 /usr/bin/vmtoolsd
（省略）

vmtoolsd.serviceリンクの確認
$ ls -la /etc/systemd/system/vmtoolsd.service
lrwxrwxrwx 1 root root 41  x月  x xx:xx /etc/systemd/system/vmtoolsd.service -> /lib/systemd/system/open-vm-tools.service
リンク先とリンク元で、名前が異なる点に注意してください。

VMware Workstation環境のUbuntu 18.04 LTSには、共有フォルダ機能に不具合があります。

Ubuntu 18.04 LTSをベースにしているLinux Mint 19.3にも同じ不具合があるかと思いましたが、問題なく共有フォルダ機能を使用することができました。

ホストコンピュータのD:\ISOフォルダを共有フォルダ機能で共有します。
$ ls /mnt/hgfs/
ISO

共有フォルダが確認できました。