Raspbianのインストール

NOOBSを使用せずにRaspbianのイメージをインストールします。

SDカードの初期化

まずは、RaspbianのイメージをインストールするSDカードを初期化します。新品のSDカードを使用する場合は、この手順は不要です。

SDカードの初期化については、以前の記事を参考にしてください。

必要なアプリのダウンロード

Raspbianのイメージとインストールに必要なアプリをダウンロードします。

ここでは「Raspbian Stretch with desktop(リリース 2019-04-08)」(2019年4月現在)をダウンロードします。

ダウンロードしたZIPファイルを展開してイメージファイルを取り出します。

f:id:uso59634:20190520021103p:plain
ZIPファイルを展開

続いて「balenaEtcher」をダウンロードしてインストールしておきます。

f:id:uso59634:20190529010351p:plain
balenaEtcher

OSのインストール(イメージの書き込み)

balenaEtcherを起動して、初期化済みのSDカードにRaspbianのイメージファイルを書き込みます。

f:id:uso59634:20190514001119p:plain
balenaEtcher

Flash!」をクリックして書き込みを開始します。

f:id:uso59634:20190514001227p:plain
SDカードへのRaspbianイメージの書き込み

イメージファイルの書き込みが正常に終了したことを確認します。

f:id:uso59634:20190529010510p:plain
書き込み完了の確認

イメージファイルの書き込みに失敗する場合

書き込みに失敗する場合は、以下の項目を確認して、イメージファイルの書き込みをおこなってください。

  • ダウンロードしたイメージファイルのハッシュ値の確認
  • SDカードとSDカードリーダー・ライターの抜き差し
  • パソコンの再起動

Windowsだとcertuitl.exe -hashfileコマンドでファイルのハッシュ値を確認することができます。上記の対応を実施しても書き込みに失敗する場合は、SDカードリーダー・ライターを交換してみてください。

f:id:uso59634:20190626075705p:plain
書き込みエラー

パーティションの確認

書き込みが完了したSDカードのパーティション構成を確認します。

diskpartコマンドで確認します。

DISKPART> list partition 

  Partition ###  Type                Size     Offset
  -------------  ------------------  -------  -------
  Partition 1    プライマリ               42 MB  4096 KB
  Partition 2    プライマリ             3272 MB    48 MB

「ディスクの管理」から確認します。

f:id:uso59634:20190630004303p:plain
ディスクの管理

diskpartコマンドでは分かりにくいですが、「ディスクの管理」から未割り当て領域が確認できます。

未割り当て領域は、Raspbianの初回起動時に自動でパーティション拡張がおこなわれるので、パーティションの構成を変更する必要はありません。

NOOBSでRaspbianをインストールするより、SDカードの領域を有効に活用することが可能になります。